ミラン・クンデラ

「いちばん、しあわせなのは、眠ることだ。だれも認めやしない。だけど、眠りは、王さまだ。ただ、ここでばかげているのは、眠っているやつが、それを知らないんだ… だから、いちばんいいのは、日曜日の朝、うとうとしながら、しょっちゅう目が覚め、いま、寝てるなと、わかることだ!」(鍵の所有者、ミラン・クンデラ著、村井志摩子訳)